戦後76年になり戦争の悲惨さを語り継ぐ方々も少なくなってきましたが「戦争体験者のお話を聞く会」(九条の会・保土ヶ谷/保土ヶ谷九条ネットワーク、保土ヶ谷革新懇の共催)が終戦記念日の8月15日 保土ヶ谷公会堂にて開かれ雨天の中38人が参加しました。最初に、DVD『海なお深く-徴用された船員の悲劇』を上映。これは先の大戦において多くの船舶が撃沈され、6万人を超える船員が戦没。強制的に徴用された船員には、今の中学生と同年代の14、15歳の少年たちも多く含まれ、その生命が失われました。この痛恨の体験から、全日本海員組合が制作したものです。 2016年には安倍政権の民間船動員方針に対して「私たち船員は何よりも海の平和と安全を願う」立場から海員組合は抗議声明を出しています。
続いて石渡康正さん(星川在住・87歳)が「戦中・疎開・戦後を生き抜いて」とご自分の戦争体験を語りました。小学校5年生で母親の実家へ学童疎開。空襲、敗戦、買出し、人夫、高校、大学は定時制に働きながら親の力を借りずに卒業。こうした経験から「人は額に汗して働き生きるべし」の信条からカジノはNO!戦争は子々孫々に想像を絶する禍根を残すから反対と明確に述べられました。