タウンニュース 2018年4月5日号に掲載されました。
値上げを止める予算へ組替を
3月23日の2018年度第1回定例会最終日に、予算の組替動議を横浜市会に提出し、私は趣旨説明を行いました。
就学援助の拡充で保護者負担を軽減
林文子市長は「横浜の未来を創る人づくりに全力を注いでいく」と言われました。未来を考えるのであれば、横浜の子どもたちが、家庭の経済状況等に左右されずに、将来を選択できるよう、子育て世帯の負担を軽減することは必須です。
横浜市は小学校の給食費を今年9月以降、食材費の高騰を理由に、現行の月4000円から4600円に値上げするとしていますが、値上げをせずに、公費で給食を充実させるべきです。義務教育での給食を無償にしている自治体もあり、給食費の値上げは子育て支援から逆行です。また、就学援助を拡充して小中学生のいる家庭の保護者負担を軽減し、高校生向け奨学金を創設して、だれもがお金の心配なく学べるよう、施策を講じるべきです。カジノ等検討費、議員の海外視察費などの全額カット、不要または不急の公共投資などを凍結・中止した財源で、これらのことが可能です。
国民健康保険料・介護保険料の値上げ中止を
国民健康保険料は、基金積立金を減額して保険料引き下げにまわせば、前年度なみにできること、介護保険料は、基金繰入金を増額すれば、収入の低い高齢者の介護保険料を前年度なみにできことを主張しました。
採決の結果、否決されましたが、増えた税収は、本来、市民の暮らしのために振り向けられるべきです。これからも、暮らしを支えるために力を尽くしてまいります。
日本共産党横浜市会議員団 北谷まり
保土ケ谷区上星川2-1-13
TEL:045-381-1713