”カーリットの森”を守る会(代表 中村 雅雄さん・日本昆虫学会会員)https://forest-carlit.jimdo.com/ 主催のホタル観察会(5月25日)に参加しました。
保土ヶ谷区新桜ケ丘の県公社住宅前に集まったのは50人を超すみなさん 中村雅雄さんの先導で森の中へ。午後7時ころから光り始め徐々に高く低く優雅に舞うホタル達。90年代には600頭をカウントしたが、昨年は約50頭。木にたくさんのホタルがとまるとクリスマスツリーのようだったと言うが、今年も美しく家族連れのみなさんから感嘆の声があちこちから上がった。ホタルの生息地の上には墓地も出来ておりうっそうとしていた森が明るくなり過ぎ、沢に入る水の減少が懸念されると言う。貴重な森を守ることは大事なことです。一度失われると再生は極めて困難です。緑税を徴収している横浜市。本気で緑の保全に力を入れて欲しいと願いました。
この森は、横浜市保土ケ谷区と旭区にまたがる約60ヘクタール(60万平方メートル、横浜スタジアム約23個分)の野趣豊かな緑地。カーリットとは、過塩素酸アンモニウムを主薬とした爆薬の一種で、ここには、その製造・開発を手掛ける旧日本カーリット保土ヶ谷工場がありました。爆発物を製造する工場なので万一の爆発発生の折に連鎖爆発しないように建物毎に土塁を築き建物と建物の間隔を広くとり緑が豊かに保全されていた。住宅が密集してきたため移転し、貴重な森が残された。しかし、この森全体の保全がされずあちこち虫食い状態にあることが懸念されます。大都市横浜に残された貴重な緑を残そうと”カーリットの森”を守る会のみなさんなど多くの市民の方々が奮闘されている。