日本共産党保土ヶ谷区後援会

　　　　　しんぶん赤旗　2023年11月7日【１面】より引用

　イスラエルの大規模攻撃によってパレスチナのガザ地区でジェノサイド（集団殺害）の危機が高まるなか、日本共産党の志位和夫委員長と穀田恵二衆院議員、山添拓参院議員は６日、東京・新宿駅前で緊急の街頭演説を行い、ガザ攻撃即時中止と即時停戦を求めました。和泉なおみ党東京都議団幹事長が司会を務めました。

　志位氏は同日発表し、各国政府や国際機関に送付したガザ攻撃中止と即時停戦を求める声明を詳しく報告。この行動をとった理由として、▽ガザでのジェノサイドは絶対に回避しなければならないこと▽日本政府が、イスラエルの行為を国際法違反と批判せず、人道的休戦を求める国連総会決議に棄権した情けない態度をとっているもとで、日本共産党として国際社会に向けて行動する必要があると考えたこと―をあげました。

「ダブルスタンダード」許されない
　志位氏は、米国や日本政府が、ロシアのウクライナ侵略を批判する一方でイスラエルの蛮行を批判せず、ロシアはウクライナ侵略を合理化する一方でイスラエルを非難していると告発し、「こんな『ダブルスタンダード』（二重基準）を世界で通用させてはならない」と強調。紛争解決の基準は国連憲章・国際法の一つしかなく、「どんな国であれ、国連憲章と国際法に反する暴挙は許さない。この一点で力をあわせ、平和な世界をつくろう」と連帯を訴えました。

　穀田氏は「事態を止めるのは国際世論だ。多くの地域で声をあげよう」と、山添氏は「貫くべきは国際ルールに基づく対話による外交的解決の姿勢だ」と訴えました。

　東京都世田谷区の女性(８７)は「終戦時、１０歳で旧満州から引き揚げた。子どものころの自分と泣いているガザの子どもの姿が重なる。即時停戦を求める共産党の主張に賛同する」と話しました。街頭でよびかけたガザ人道支援募金に計１４万円余が寄せられました。