国道1号のバス路線、今や正月の風物誌となった箱根駅伝の心臓破りの丘、権太坂近辺は保土ヶ谷の誇る有数のグリーンゾーンです。バス停“児童遊園地前”で下車して左手の坂を登ると、横浜市緑化センター、児童遊園地、英連邦墓地と続き、道の右手は、行政区は南区ですが同じゾーンの一角として、横浜市こども植物園があります。
以前この近辺にお住まいの方から次のような話を伺いました。戦前からの飛行機乗りで、ある航空会社のパイロットをしていた亡父が、横浜上空を飛んでいて、いつ来ても空気が澄んで下がよく見える一角があり、それがこの狩場、権太坂近辺で自宅を建てるに当たって、迷わずこの地を定めたのだ・・・。
児童遊園地は市が、大正12年に学制発布50年記念に計画を立て、昭和4年に開園したもので、今の英連邦墓地に当たりますが、その後今の遊園地、緑化センター、植物園がつくられ、四季それぞれの美しい自然を維持し、動植物の楽園となっています。それは又、私たちの生活に潤いを与えてくれてもいます。
天気の良い日、家族連れでお弁当をもって1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。保土ヶ谷にこんな良いところがあったんだなあと、きっと満足されるでしょう。