「核兵器禁止条約を力に、核兵器のない世界、非核平和の日本の実現を」をテーマに28日、「2018年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・全体集会」が静岡市内で開かれました。全国から850人が参加し、運動を交流しました。
主催者を代表してあいさつした全労連の小田川義和議長は、「ヒバクシャ国際署名と安倍9条改憲ノーの署名を広げ、禁止条約に参加する政府へと変えていこう」と述べました。
基調報告で原水爆禁止日本協議会(日本原水協)の安井正和事務局長は、禁止条約が国際政治に新たな変化をつくりだしたと述べ、核兵器の全面禁止・廃絶へ被爆国の運動の役割発揮を訴えました。
来賓としてあいさつした日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の和田征子(まさこ)事務局次長は、禁止条約で「重い扉が開いた」と述べ、署名運動を力強く進めようと呼びかけました。
紙智子参院議員は、日本共産党を代表してあいさつ。市民の声が世界を動かしているとして、「禁止条約の署名と批准を政府に迫るたたかいを広げよう」と述べました。
オール沖縄会議現地闘争本部長代行の安次冨浩さん、沖縄県東村高江住民の安次嶺雪音さんが、沖縄の米軍基地の現状と辺野古新基地建設阻止のたたかいを特別発言しました。
「市民連合しずおか」の呼びかけ人で静岡大学名誉教授の芳賀直哉さんは特別発言で、「原発ノー、核兵器廃絶、憲法9条改憲反対、安倍政権反対の声をあげ続けよう」と訴えました。