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米朝双方が意思疎通を強め、首脳会談実現に向けた努力を

2018年5月26日

 

  ――6・12米朝首脳会談の中止について

2018年5月25日
日本共産党幹部会委員長 志位和夫


一、トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩委員長あての書簡で、「今、計画通りに会談することが適切だとは思わない」「シンガポールでの首脳会談は中止になるとお知らせする」と、6月12日に予定されていた米朝首脳会談の中止を通告した。6・12首脳会談の中止の表明は、きわめて残念である。

一、同時に、トランプ大統領は書簡で、「いつの日か、あなたと会えることを楽しみにしている」「もしあなたがこの最も重要な問題について心を入れ替えたならば、遠慮なく私に連絡するか、書簡を送ってほしい」とのべ、金委員長との会談の意思を明らかにしている。

 北朝鮮側も、会談の中止を、「意外なことであり、非常に残念」とのべ、首脳会談の必要性を強調し、「いつでもいかなる方式でも対座して問題を解決していく用意がある」と表明している。

 米朝双方が、対話による解決の意思を引き続き表明していることは重要である。

一、朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制の構築にむけた米朝首脳会談の実現に、世界の多くの人々が強い期待をかけている。

 米朝双方が、首脳間の緊密な意思疎通を強め、首脳会談の実現に向けた努力を引き続き行うことを強く求める。日本を含む関係国がそのための協力を強めることを、心から呼びかける。(日本共産党中央委員会HPより)

 

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